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霊峰白山記④-書を通して-

◾︎霊峰白山記①は→こちら
◾︎霊峰白山記②は→こちら
◾︎霊峰白山記③は→こちら

さて、「霊峰」というものになにを感じますか?
「霊峰」と付いてない山も沢山ございます。

辞典には→「神仏がまつってあり、信仰の対象となっている山。また、神々(こうごう)しい山」、とあり。
更にお知りになりたい方は→こちらをどうぞ。

そして更に氣になる方は、導かれるまま、五感のアンテナを立てて体感してください。

知識も大切ですが、わたくしは自分が感じるを・・・感じることが、受け売りでない自分のものだと思います。

 
この夏、ご縁があるなら「霊峰」とつくその山を是非「登拝」(参拝)という氣持ちで登っては如何でしょう。
近県の人は特にご先祖代々命をつないでくれた豊かな水に感謝し、手を合わせに♪

 
白山室堂雷鳥荘:1階作品 

タイトル【越のしらやま】(オリジナル詩)

悠久の夢を舞い
神々の依り代 仰ぎみて
千代に 遥拝 あなかしこ

清流育む 身をたずさえも
白銀輝く 無境は容易からず
禅定道に 禊知る 
 
越のしらやま 天空の聖

打ちし手の中 いのりを解いて
音無き刹那 
魂奏す 祝詞が響く

【詩の解説】

ー悠久(ゆうきゅう)の夢を舞いー
■悠久=果てしなく長い(太古から神に悠久の舞というのを捧げている)

ー神々の依り代(よりしろ) 仰ぎみてー
■よりしろ=神霊がよりつくもの(鎮座するところ)

ー千代(ちよ)に 遥拝(ようはい) あなかしこー
■千代=長年=数多
■遥拝=遠くへだたる場所より拝む
■あなかしこ=謹みて、畏れ多くも
■あな=ああ、強調
■かしこ=かしこし=霊力など畏れ敬う
■かしこ=手紙の結語
(この背後に、結ぶ=括る=菊理媛神を秘めさせている)
(また祝詞の言葉にもあるため詩の結びとかけている)
(また謹みというなかに人々の感謝の意を含んでいる)

ー清流育む身をたずさえもー
(恵み多き水への感謝、次の行登拝へかかる)

ー白銀(しろがね)輝く 無境(むきょう)は容易(たやす)からずー
(雪に覆われた白山は恵み多き水を物語り)
■無境=無の境地をあらわす
■白銀=白山の姿(と、人の心の光であるという連想)

ー禅定道に 禊(みそぎ)知るー
(一歩一歩を進みながら、無の境地へ(または目的に)向かう旅路に、人は禊を経験する) 

ー越のしらやま 天空の聖(ひじり)ー
■聖=にごりや曇りのない、神聖、聖域

ー打ちし手の中 いのりを解いてー
(拍手を連想、手の中に「祈り」がある連想)
■解く=知る、悟る、ほどく(次の行にかかる)

ー音無き刹那(せつな)ー
(「音無き」で、時空間を越えている連想)
■刹那=瞬間

ー魂奏(そう)す 祝詞(のりと)が響くー
(音なきという前行にかかっている)
(音も知ることのない無の境地であれば、現実か心の中か神霊的なものか定かではなきにしろ、己の魂に響き聞こえるものがあるのかもしれない)

 

 
 
越のしらやまと呼ばれた霊峰白山。

誰もが白山のその姿を望むことができるわけではありません。 

誰もがその道をたどり登拝できるわけではありません。

わたくしは、そのような方にも槻岡果加梨の「越のしらやま」を通し、

白山の恵みの多き一滴を感じていただけたなら…と思っております。

天空の聖は、魂のその場所でございます。

あなたが感じるそのすべてをあなたが感じてください。

 
またいつか♪

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