中山雅人さん（男性55歳）
「Produce your own dream」

【ご感想】
合計受講3時間。

小学校以来の「書道教室」という響きに微かに不安を感じている。
自己紹介に始まり、書道の定番のテクニックを学び、練習する。

なあるほど。
このようなコツに従えば、書ってそれらしく見えるのね。

はなマルなんてとんでもない。四重マルが最高記録のこの私。
小学校での苦渋に満ちたあの時間は何だったの!

基礎練習を終えたのち、覚えたそれらすべて忘れて、自由になりましょうと果加梨先生。

イマジネーションを膨らませて、いくつかの文字を書いてみる。
「海」「宙」
おおおお。
面白い。

「書」って、 こんなにも縛られないものなのね。
そして最後はもともと決めていた今回書く格言に挑戦。

指先は定番テクニックを覚えたまま、頭の描くイメージは自由のまま。
何度も何度も半紙を替えて書き直す。

この一時間半ほどの時間は、近年にないほど集中力が高まった。
楽しかった。

小学校での苦痛に満ちた書道の時間を返して欲しい!
会場を巡る槻岡先生からはクリエイティヴかつ鋭いご指導ご鞭撻の声。

やっぱこの人アーティストだぁ。

さて。

いよいよ作品選定と落款押印。
こうやって仕上がった作品は、自分でも驚くようなアート作品に仕上がった感がある。

意地悪いことに(?)、教室の最初に筆で格言を書かされていた。
これと最終作品とのビフォア・アフ ター比較は衝撃的なほど。

制作された書が額装されていま私の手元にある。
自分で選んだ「格言」が、アート作品然として。

宝物を得た気分としか言えない。

めくるめく時間を演出していただいた果加梨先生には、感謝という言葉しか浮かびません。